味噌作り その③
みんなの手作料理に囲まれ、それぞれの料理の話で盛り上がる。
これはどうやって作っただの、材料は何を使用しているだの情報交換。
しかし・・・
誰もメモらない。(@_@;)
みんな頭の中に入るのだ。\(◎o◎)/!
質問しても、「○○と△△の材料を入れて・・・分量は適当だからわからない。」と平気で答える、
それもいい加減な説明。
「たくさん」とか「少なめ」とか・・かなり大雑把な表現 (ーー;)
それでみんな納得するらしい・・・レシピは不要らしい。
料理の基本は・・・
舌コピーして、味を描いて作る・・・・
しかし、コツはしっかり確認している。
「あたしはその作業をしなかった!ここがポイントね!」
色々トライして失敗している人達同士だからこそ、このような会話が成り立つのだろう。
あたいはやったことのない料理については、話についていけない部分も多々あり。
これって、かなり高度な情報交換の場ではないか!!!
ある一人の人が自信なさげに漬物を出した。
「美味しいっていってくれる人もいるけど、何か足りないっていう人もいるの。」
あたいは正直言うと、「そんな自信のないもん持ってくるか?」って思ったんだけど・・・・この場所は違った。
お世辞もいわない。
批判もしない。
JUママは、ひと口かじって言う。
「重しが足りないんじゃないの?」
A♀ 「どうやって作っているの?最初から作り方話してみて」
B♀ 「今年は暖かいからなお更だけど、やっぱり重しが足りないね。」
C♀ 「この味はもう変えられないから、細かく切ってチャーハンにいれて食べると美味しいよ」
す・・・・・すすすごいアドバイスだ。(-_-;)
失敗といったら失礼だけど、恥を恐れては何も始まらない。
<聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。>ってのは大袈裟だけど・・・・
勇気だして一歩踏み出すのって重要だなと思いました。
あたし来年何作ろうかな?みんなを納得させる腕の見せ所だ。ワクワク
その人がどう受け止め、感じたのかわからないけど、隣で見ていた私はこのような場はどんどん利用すべきだと思った。
あたいはJUママの実の娘だし、近所の人達はあたいが子供の頃から知っている人たちなので気の置けない人たちだ。
これがJUママの義理の娘だったら、こう出来たかなと思うとたぶん無理だと思うけど。
買った方が断然安いこの味噌作り。
あたいは何年この味噌作りに参加できるんだろうか・・
おしまい。