カラス
道路の真ん中にカラスが何かを咥えて立っていた。
私の車が近づくと、咥えていたものをポテッと落とし、ゆっくりと飛び立った。
カラスは道路の横のポールに止まり、こちらを眺めている。
一体なんだ?これは?
ヘンテコな実にみえた。大きさはSサイズの卵ぐらい。
色は黒と茶色と緑がまざったような変な色。まずそう。
テレビで見たことがあるんだけど、カラスは賢いから木の実をわざと信号の手前に落とし、
車にひかれて割れた実を食べる。
ひょっとしてこれって、そお??????
あたいは意地悪だから、そのヘンテコな実を避けて通った。へへへ
世の中そう簡単にはいかないのさ。
カラスを横目に、ふふふふーん。と通り過ぎた。
この報告を母親にした。
JU 「ねぇねぇ カラスが咥えたのは一体何の実なんだと思う???」
母 「それはねぇ・・・カメじゃない? カメ・カメ・亀よ!あんたねぇ。秋でもないのに、実なんかあるわけないでしょう????カメよ。きっと。」
ふむ・・・確かに、子ガメに見えてきた・・・。
あの形にあの色・・・。
年々あたいの母親って「すげぇ」「絶対、敵わない!」って思うこと増えてきた。
また1つ尊敬のまなざしで見てしまった・・ (;O;)